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責任ある企業へ — RESPONSIBILITY
利益だけでは、測れないもの。
2024年から、社会と環境への取り組みを国際的な基準に照らして評価しています。その認証は、まだ取得していません。
外の、ものさし。
外の、ものさしで。
自社で採点しているかぎり、取り組みはいつでも「よくやっている」ことにできます。2024年、パルファングループは自己採点をやめました。社会と環境への取り組みを評価する国際的な認証基準に照らして、自らを測りはじめています。ガバナンス、労働条件、多様性、人権、気候、資源の使い方、そして社外との関わり方までを問う基準です。
最初の評価は、厳しいものになりました。それこそが目的でした。課題ははっきりと示されています。管理はしていても報告していない環境・社会指標。日々の会話では聞いていても、集めてはいないステークホルダーの声。実践してはいても、文書になっていない基準。
2024年10月以降、取締役会長を委員長とするESG委員会がこの議題で開かれ、常設のESG推進部がその下で報告を上げています。さらに10のプロジェクトが動いています。サプライヤーとの対話、人権アンケート、顧客アンケート、社内報、情報セキュリティ、社会貢献活動、ダイバーシティのデータ整備。このページは、まだ終わっていない取り組みを、途中のまま検証していただくためにあります。
一枚の衣類が店頭に並ぶまでに、いくつもの手を通ります。そのひとつひとつに、当社の働き方を問う資格があります。
お客様
CUSTOMERS当社がつくったものに、ご自身の名前を載せてくださるブランドです。監査を受ける立場であり、近年は主張の裏づけを求められることが増えました。CO₂排出量の数値も、そのひとつです。
従業員とその家族
COLLEAGUES & FAMILIES編立、染色、裁断、縫製、検品に携わる約860名。そして、その背後にある家庭です。労働条件、ハラスメント、賃金、倫理についてグループ全体で調査を行い、結果は引き出しではなく委員会に上げています。
サプライヤー
SUPPLIERS紡績、レース、染料、附属品の各社です。主要なお取引先には、賃金、環境への取り組み、自社の行動規範について、書面でお尋ねしています。
地域社会
NEIGHBOURSサムットサコーン、ナコンパトム、そして従業員が通う町。ミャンマーからの出稼ぎの方々も含みます。雇用の少なかった土地に安定した仕事を生むこと。それが、いちばん素朴な貢献です。
地球環境
THE PLANETボイラー、染色排水、裁断くず、糸くず。取り入れたものと返すものは、事務所での推計ではなく、工場で実測しています。
未来世代
FUTURE GENERATIONS20年後にこの生地を着て、洗い、やがて手放す人たちです。長く使えるものをつくること。それが、どの認証よりも先に来る環境への判断です。
基準は要求事項を七つの領域に分けています。それを当社自身の言葉で。できたことと、まだできていないことを添えて。
パーパスとガバナンス
明文化されたパーパス。社会・環境へのインパクトを常設議題として審議する取締役会。誰もが安心して声を上げられる苦情処理の窓口。2024年10月から委員会で議論を重ねており、これを社外に公開するための方針を策定中です。
公正な働き方
全員への署名済み雇用契約。賃金の決め方を説明すること。職場文化を感覚ではなく計測すること。労働条件、ハラスメント、差別、内部通報、企業倫理、腐敗防止を対象とした従業員意識調査を、グループ全拠点で実施しました。
多様性と包摂
男女比と管理職比率の把握。求人広告の文言に、そっと人を遠ざける表現がないかの見直し。タイのスタッフを、日本での複数年の勤務を通じてグループの管理職へ育てること。このウェブサイトをアクセシビリティ基準に適合させることも、同じ約束の一部です。
人権
公開する人権方針。バリューチェーン全体での重大な人権リスクの特定。被害を申し立てる声が委員会まで届く経路。グループ統合規程は日本語・英語・タイ語・ミャンマー語で整備済みです。守られる本人が読めるように、という考えからです。
気候
生地工場のボイラーを石炭から天然ガスへ切り替え、CO₂排出量を約70%削減しました。Scope 1・2・3の算定を進めています。期限を明記した気候変動対策計画の公開は、完了した項目ではなく、次の一歩です。
資源と循環
染色に使った水は、自社設備で浄化してから河川へ返します。糸くずは協力工場とともに反毛し、再生糸へ。小寸・丸胴の設計は、廃棄物を再生する前に、そもそも生地のロスを出しません。
協働
環境配慮素材の開発は、単独ではなくお客様との共同プロジェクトとして進めています。責任ある提言についての方針も文書化します。認証は――たどり着いたとき――その対話に加わるための手段であって、終着点ではありません。
意志ではなく、証拠を。
このページで述べている認証を、当社は取得しておらず、申請中でもなく、取得したと主張するものでもありません。以下に挙げるのは、当社以外の第三者がすでに検証した事実です。
環境マネジメントは2013年から認証を受けています。日本のKES環境システム一級、その後ISO 14001。品質マネジメントはISO 9001のもとで運用しています。工場の労働慣行はWRAP、セキュリティはIntertek GSVで検証を受け、生地工場の環境パフォーマンスはHigg FEM(Facility Environmental Module)で計測しています。タイ工業省からはGreen Industry レベル3の評価を受けています。
これ以外のすべて――方針の公開、排出量の数値、調査結果、期限付きの目標――は、専門家とともに準備を進めています。ひとつずつ承認が下りた時点でこのページに反映します。それより前には出しません。
規格・認証
ISO 9001:2015Thai International Certified Assessment (TICA)サムットサーコン工場全体を対象とする品質マネジメント。
ISO 14001:2015Thai International Certified Assessment (TICA)環境マネジメント:水、廃棄物、排出。
WRAP GoldWorldwide Responsible Accredited Production適法かつ人道的な生産:受入、裁断、縫製、検品、梱包。
Global Security VerificationIntertekC-TPAT・PIP・AEO の要件に基づくサプライチェーンセキュリティ。
Higg FEM VerificationCascale, verified by IntertekFacility Environmental Module:測定のうえ第三者検証済み。
Green Industry — Level 3Ministry of Industry, Thailandグリーンシステム:環境管理の運用・評価・継続的改善。
それが、生地になるとき。
ボイラー、染色排水、裁断くず、海洋プラスチック。同じ約束の、環境の側を詳しく。